飼い主を自身の身を挺して列車衝突から守ったリリィ(ピットブル)その1

アメリカ・マサチューセッツ州にて貨物列車が犬をはねてしまうという事故がおきた。事故に合ったのはリリィ(メスのピットブル)。「自分の身を投げうって飼い主を救った勇敢な犬」としてアメリカで注目を集めている。


貨物列車を走らせていた運転手は、マサチューセッツ州シャーリーのとある踏切にさしかかった時、不思議な光景を見た。そこには、線路の上に倒れた女性。その女性を懸命に外へ引っ張りだそうとする一頭の犬の姿だった。


女性はリリィの飼い主で、重度のアルコール中毒に悩まされていたという。リリィは彼女をサポートする為に3年前に迎えられたセラピードッグだった。

運転手は急ブレーキを踏んだが間に合わず、女性は無傷で済んだが、列車はリリィをはねてしまった。

救急搬送されたリリィは、右前肢の筋肉や皮膚がほとんどそぎ落とされたような状態で、骨盤の複雑骨折、内蔵損傷など、かなりの重症を負っていた。


しかし、警察や消防隊が現場に駆け付けた時、リリィは自分の怪我を押して意識の無い飼い主を守るように寄り添っていたという。


リリィの右前肢は損傷がひどく回復が見込めない為肩から切断せざるを得なかった。体力がある程度回復してきたら他の部位の治療を行うという。
治療にあたった医療チームは「リリィは非常に重傷で治療は長期にわたる。」としつつも、「自分の身を投げうって飼い主を救った彼女の勇気には感銘を受けた。その強い精神力があれば、きっと回復するだろう。」と公式サイトでコメントした。そして「長期にわたる治療費を援助してほしい。」と呼びかけた。




その2へ続く。
ソース
【ペット大好き!】WPN☆ワールドペットニュース: 飼い主を列車事故から救い重傷を負ったヒーロー犬に援助の手を 米国
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Pit Bull Struck by Freight Train While Pulling Owner Away from Tracks
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